banal chic bizarre

2011 S/S 東京コレクション気鋭のブランド

banal chic bizarre 2011 S/S

今回のテーマは、「TEAMER」。

初めてメンズとレディースを分けて行われたショーは、80年代後半からストリートに出没し、ヤンキーや暴走族とは違いファッション感度の高い集団である｢ＴＥＡＭＥＲ（チーマー）｣をコンセプトにしている。今までのユニセックスさは影を潜め、男らしさが溢れていた。デザイナー本人の｢着たいものを作る｣という意思が前面に表れ、ミリタリーや、トラッドなど、そういったカテゴリーにこだわらず、様々な要素を交じり合わせている。異素材の組み合わせや、ポケット数が極端に多いアイテムなど、今までに無いようなものも見られ、揃いのジャンパーを着ていたチーマーを見習い、同じヘルメットを全員着用し、統一感を演出している。今回の｢ＴＥＡＭＥＲ（チーマー）｣というコンセプトには、人と会わずに簡単に情報を得られる現代において、得た物を見せびらかし、人と集まる場所を作って欲しいという思いが込められている。東京のシーンにこだわるbanal chic bizarreならではのコンセプトであり、ショーであった。