CHIRISTIAN DADA 2011-12A/W
2011-12A/W 東京コレクション気鋭のブランド
CHIRISTIAN DADA2011-12A/W
今シーズンコンセプトは、「GLEAM(微かな光)」
2011年4月11日ラフォーレ原宿にてCHRISTIAN DADA2011-12AWのショーが行われた。前回は3ブランド合同でのショーを行ったが、今回は初となる単独でのショーとなった。また、今季からウィメンズのデザインも開始し、今回のショーで華々しいデビューとなった。JFWも中止となり、日本のファッション界はショーや展示会などを自粛するムードの中、デザイナー森川マサノリ氏は「光になればというわけでもないが、自分なりにできることをファッションを通して示したかった。」と語り、今回のショーが挙行された。当日は一般客も入れるシステムとなっており、またショーはUSTREAMを通して生放送され、多くの人たちにショーが届けられた。メンズ、ウィメンズともにコンセプトは「GLEAM(微かな光)」、ディテールは「戦国時代」をイメージし、兜などをモチーフにしたヘッドピースが印象的だった。特にウィメンズは師がイメージする女性像を表現し、ボディコンシャスの強めな服などというところに反映させている。メンズでは黒色を中心に、激しいクラッシュ、スタッズをまんべんなく使ったデニムやブーツなど、クリスチャンダダらしい攻撃的なデザインが多かった。対して、ウィメンズはとても細かな刺繍が全体に入っているジャケットやスカート、むら染めのワンピースなどメンズの攻撃的なデザインに比べ、どこか繊細な、美しいデザインであった。メンズ、ウィメンズともに最後のほうには、黒地に赤をとばしたまるで血しぶきのようなデザインの服が、最後には真っ赤なドレスを着たモデルが登場し、あらためて私達に強烈な印象を与え、ショーが締めくくられた。