Fashion

Etw.Vonnguet 2/2


 






Etw.Vonnguet

ファッションデザイナーEtw.Vonnguet / olgaにインタビュー。

Etw.Vonnguet 2/2


デジタルに親和性の高いブランドとして、ファッション界に新たな風を起こすブランドEtw.Vonnguetの気鋭のデザイナー。


■今現在、ファストファッションの流行が薄れてきたとはいえ、その勢いはまだまだ衰えていません。独自のクリエイションを発信するOlgaさんの目にそのようなファッションはどのようにうつっていますか?また、これからの日本のアパレル業界はどうあるべきだとお考えですか?


ファストファッションがカスタマーに対して作り上げたファッションに対する「価値観」はあると思います。特に値段とクオリティー、デザイン性に対する価値観ですね。でもファストファッションを否定するつもりはありません。彼らは彼らにしか出来ないことがあるし、私達には私達にしか出来ないことがある。それを結局突き詰めて差別化、あるいは明文化して行くことにもっとフォーカスしたい。同じモノは2ついらない。だから違う事をするだけです。今後のアパレル業界がどうあるべき、というのは、ブランドとしては 言葉で考えを示すより、行動による提唱だと思います。それぞれが、それぞれにとって正しいと思う事をすればいい。そこで結局、結果が見えてきて、何らかの形でジャッジされる。それも今後のEtw.Vonneguetの動きや姿勢によって伝えられればと思います。


■SOUSOU . CWOOKD. 光源.Symbolicと毎回のコレクションテーマにはつながった軸、コンセプトはあるのですか?


コレクションテーマは、常に自分の周りで起こっている事がベースになっています。希望に満ちている時は希望を、絶望的な暗闇の中に自分が居れば、ダークなコンセプト。絵画とか音楽とかからインスパイアされたり、それを直接的なコンセプトテーマにする事は今後もないと思います。共通して言えるのはそこで、自分も含めて、複雑な考え、行動をとる未知なデザインソースは「人」だと思うので。


■難しい質問ですが、あなたにとってファッションとは?


言葉として表現出来ないんですよね。イメージはあるんですけど、凄く白く強く光っているような。でも真っ暗なんですけどね。周りは。でも時々カラフルなひかりを放つんですけど、基本的には白く強いひかり。直視出来ないような。自分の頭上の遠い所から、ずっとこっちをじーーーっと見ているような。そんな感じです。


■これからのEtw.Vonneguetの展望をお聞かせください。


Etw.Vonneguetでなくてはならないこと、私(Olga)でなくてはならないことは何かという所を最近考えているんですよね。それをもっと明確化したい。作品としても、プロモーションとしても。服を作るだけなら、私じゃなくても色んなものを使って器用にやれる人は居ると思うので。そうじゃなくて、自分でなくてはいけないと、何故思ってくれるのか、何故思うのかという所が、Etw.Vonneguetとしてのコアになると思います。どうしてJFWが中止になっても、コレクションをやったのか、やれたのか、というところで、Etw.Vonneguetでなくては出来なかった、という回答になる、そういうイメージです。


Her WORKS





Etw.Vonnguet 2/2

Web :http://www.etw-vngt.com/


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