TSUKASA MIKAMI 2016 s/s collection
TSUKSA MIKAMIの2016春夏コレクションがプレゼンテーション形式で発表された。
今シーズンのテーマは「utopia」。私達の連想する「ユートピア」のイメージとは相反する、メッセージ性の強いコレクションを展開した。
モチーフに使われたのは燃えるアネモネの花。アネモネの花言葉は「真実」であり、現状の社会問題に対する皮肉が込められている。また、原爆投下後、初めて咲いた花と言われるキョ―チクト―のモチーフも使われ、着る事で感じる、考えさせられるアイテムが多く登場した。
ブランドのコンセプトについて、デザイナーの三上は「新しい日常着というのをコンセプトに服作りをしている。いつもデイリーウェアというのを中心に置きながら、毎シーズンテーマを設けて自分の表現を入れていきたい。”何が新しいか”という問いは難しいと思うし、三宅さんの様にテクノロジー的に新しい服作りが出来る訳でもないが、自分らしい提案をしていく中で、着る人の気分を変えたり、そういった体験をしてもらえたら」と語った。
今シーズンがファッションウィーク初参加となったTSUKASA MIKAMI。今後の活躍に期待したい。