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8/15(土)代官山AIRにて、「THE GALLERY produced by PRIMITIVE INC.」が開催

8/15(土)代官山AIRにて、「THE GALLERY produced by PRIMITIVE INC.」が開催

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70年代のニューヨーク。最悪の社会情勢と治安から逃れるかのように若者は音楽やダンスを求めた。それはDavid MancusoのLOFTや、後のParadise Garageであり、Nicky SianoのThe Galleryでもある。

72年当時、僅か17歳のNicky Sianoは友人たちの協力のもと、ほぼ手作りでGalleryを作り上げた。革新的だったのは3台のターンテーブルに、カスタムされたサウンドシステム、そしてビートマッチング。Nicky Sianoこそ、今では当たりまえになった曲のテンポを合わせるテクニックを発明したDJなのだ。

商業主義とは真逆のアンダーグラウンドな音楽でマイノリティーたちを熱狂させてきたGalleryは77年の閉店までの僅か6年の間に、現在に繋がるクラブやダンスミュージックの礎を築いたのだ。

それから40年程の時が過ぎ、一時的な休止期間はあったものの、魂を継承するが如く、今でも精力的にDJ活動を続けるNicky Siano。伝説とは彼のようなアーティストにこそ相応しい言葉だろう。東京公演だけのプレミアムなギグ。The Galleryが現代に蘇る。

 

【THE GALLERY produced by PRIMITIVE INC.】

2015.08.15 (SAT) 10PM START
Door ¥3500 W/F ¥3000 AIR members ¥2500 Under 23 ¥2500
Before 23:30 ¥2000 After 6:00 ¥1000

MAIN FLOOR:
Nicky Siano (The Gallery | Studio 54 | from NY) ,
DJ NORI (Tree | gallery)
Dazzle Drums (Nagi & Kei Sugano)
Kenji Hasegawa (gallery)

LIGHTING: MACHIDA (LS WORKS)

2ND FLOOR:
MOO
WARA
haraguchic (DAWD)
bon appétit ($HOW5 ‪#テガキ‬ & KAI)
Masahiro Hattori (Go Public)
DISCO HELL: NAGOYA, SUZUKO

NoMad:
IRMA RECORDS MERCH STORE POP UP BOOTH

■MORE INFO

http://www.air-tokyo.com

http://www.primitive-inc.com

 

当日NoMadにて「IRMA RECORDS MERCH STORE – POP UP BOOTH」が展開!

中目黒に位置するIRMA RECORDS MERCH STORE。1989年にイタリアで設立されたレーベルIRMA Records初のセレクトショップで、レコードストアならではの目線でセレクトしたウェアや雑貨など、ユニークでクールなアイテムが並んでいる。今回のパーティーでは1FのNoMadに「POP UP BOOTH」を展開。IRMA RECORDS MERCH STORE監修のもと、The GalleryのTシャツを現代版に復刻し、当日会場にて限定販売。数量限定生産で、この機会にしか手に入らないレアアイテムとなっている。また、イベント来場者へはPOP UP BOOTHでThe Galleryのロゴステッカーをプレゼント。

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Nicky Siano (The Gallery | Studio 54 | from NY)

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ニューヨークの伝説的クラブThe Galleryの創設者。ビートをミックスできるように3台のトーレンス製ターンテーブルを導入、スピーカーは劇場や映画館などで使用されるAltec Voiceを独自にカスタムした。クラブにおいてスタンダードと言えるスタイルだが、世界で初めてこうしたシステムを試みたのがThe Galleryである。当然の如く、The Galleryには有能な才能が集い、その中にはLarry LevanとFrankie Knucklesもスタッフとして在籍していた。彼らはNicky SianoからDJや照明のテクニックを学び、Larry Levanは77年からParadise GarageでレジデントDJとして活躍。Frankie Knucklesはシカゴへ渡り、WAREHOUSEのDJに専念した。The Gallery閉店後の1977年からはニューヨークのクラブSTUDIO 54のオープンからレジデントDJを務めた。同時期にチェロ奏者のArthur Russellと共にDinosaur名義で「Kiss Me Again」を発表。この楽曲で彼はレコードをプロデュースした最初のDJとなる。1984年にDJ仲間であったDavid Rodriguezをエイズで失い、ダンスミュージック・シーンから一時引退。医療の学位を取得し、HIVウィルスに対する社会的緩和を広めるベストセラー「No Time to Wait」を随筆するなど、主に福祉活動に貢献してきた。その後Francois K.に誘われ、1998年にDJとして復帰し、2004年にはコンピレーションアルバム『Nicky Siano’s THE Gallery』を名門Soul Jazz Recordsよりリリース。タイトルが示す通り、The Galleryで自身がかけていた楽曲を収録し、現存のクラブシーンの根底に流れているスピリットを提示した。キャリア30年以上を誇る奇跡のDJ、Nicly Siano。彼が創り出す歴史は、まだ終焉を迎えない。