BALMUNG 2015 S/S Collection
今シーズンは「星屑と塵屑」をタイトルテーマに掲げ、2013年の秋冬コレクションから灰色を使って表現してきた退廃的なBALMUNGらしさをさらに突き詰めた。
コレクションでは埃やごみくず、使い古されたファンシーグッズなどを用いて、華やかな印象を受けながらも儚さを感じるグラフィックが象徴的である。埃花と名付けられたグラフィックは一見華やかな花のようであるが、ティッシュペーパーが使用されており、流れ星と名付けられたグラフィックにはゴミ袋やファンシーグッズが用いられている。
「灰屑」「星屑」「塵屑」「綺羅屑」の4つのキーワードと共にBALMUNG流のグランジ感がいっそう増したコレクションである。
以下、ブランドイメージより。
星屑-ほしくず-
遠くの光る星のこと、与えられた光のこと、それだけしか見えなくなること、憧れの存在のこと。
灰屑-はいくず-
終わってしまった存在のこと、価値を与えてもらえなかった灰色の石ころ、輝きを失ってしまったもの。
塵屑-ごみくず-
誰かに使い古された道具の成れの果て、棄てられて終わってしまったもの、限りなく汚くて濁ってしまった灰色のこと。
綺羅屑-きらくず-
ファンシーなもの、一瞬の価値のこと、虚飾的なもの。安くてもちっぽけですぐに終わってしまう輝きのこと。