2014 S/S 東京コレクション
CHRISTIAN DADA
DEFECTIVE ―不完全な美―
10月17日(木)渋谷ヒカリエにて、CHRISTIAN DADAの2014S/Sコレクションが発表された。
DEFECTIVE ―不完全な美―が今季のテーマ。
インスピレーションの源泉は、森川氏の生家が製造する特攻服。
「不完全」を、18歳程の大人と子供との間でジレンマを抱える《暴走族》とし、CHRISTIAN DADAの世界へと溶け込ませた。
カラーを黒・白・金に絞り、さらしやトラペーズラインのパンツ、ハッピの他、龍をモチーフとした桐生の刺繍を使用している。
ショーのファイナルには、シークレットゲストとして、ハードロックバンド「KISS」が登場。
ボーカル兼リズムギターのポール・スタンレーが羽織っていた金の特攻服が、CHRISTIAN DADAのものだそうだ。
元々、「日本の若手クリエイターとコラボレートしたい」という希望があり、
JFW側の推薦で森川氏が抜擢されて今回のショーに至った。
また、1973年にデビュー以来「KISS」が、ファッションブランドと共演するのは、今回が初となる。
森川氏も、「ブランドを立ち上げ3年程ではありますが、とても光栄で、ラッキーです。」と語っていた。
9月末には直営店をオープン、今回は「KISS」と共演を果たすなど、
止まる所を知らないCHRISTIAN DADAに、今後も目が離せない。
Photographer / maki
Text / sakiko