Fashion, Collection, Tokyo 2013-14 A/W

THEATRE PRODUCTS 2013-14 A/W

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2013-2014 A/W 東京コレクション

THEATRE PRODUCTS 2013-2014 A/W
 
“FRIDAY.”
 



女性は幾つになっても、いつ、いかなるときもお洒落で綺麗でありたいと思う。
働く女性だってお洒落は毎日欠かせない。
今回のテーマである“FRIDAY.”とは、そんな働く女性の一日の感情の変化や、出社と退社のコントラストを意味している。
 
ショーはベッドルームで出勤前の仕度をする女性の映像から始まった。
映像と共に、ヒールで歩く足音の効果音が会場に響く。
 
ショーは大まかに二部に別れている。
一つ目は“出社”、仕事へ向かうスタイル。仕事にも自信が出てきた年令をイメージされ、強さの中に女性らしさを引き出すようなスタイル。決してマニッシュではない、凛とした強さを持ったスタイルになっている。デザインは、テーラードを展開したスーツスタイルや、ラインやシルエット綺麗なデザイン、ライダースジャケットなど、キャリアウーマンらしいスタイルが並ぶ。
 
再び女性がベッドルームで支度をする映像を挟み、二つ目のシーンは“退社”。
仕事が終わってからプライベートな時間に滑り込んでいき、本来の自分を全面に出していくようなスタイルで、女性であることに喜びを感じるようなラインナップになっている。ギャザーやタックを使ったドレープのあるミニドレスや、ランジェリーのようなインナー、ファーや柄プリントなど前半の出社スタイルに比べて少し華やかで、パーティーシーン向けなスタイルになっている。またマイクロミニ丈のパンツが今回よく目立つが、普段使いはしづらいかもしれないが、タイツやストッキングと合わせたスタイリングの提案を考え、あえて短く、脚が露出するようなデザインになっている。
 
そして今回のコレクションで特に注目したいのが、小物やアクセサリーである。
“重ね付け”は、デザイナー藤原さん自信がプライベートでも得意とするの方法であり、“二個持ち”は、藤原さんが街中で見た女性からその残像や雰囲気から影響を受けたそう。
また今回はより一層アクセサリーを際立たせるために、あえて全体的にシンプルに、カラーリングも割と地味にデザインされている。
その代わりに、カッティングやデティールでこだわりを見せ、女性的なボディラインがより綺麗に見えるようなデザインとなっている。
 
またアイウェアは、zoffとのコラボレーションによって制作されたもの。zoffとしてもデザイナーズブランドとの協業は初であり、お手頃な値段で買い求めることが出来るので、今後注目が集まるだろう。一般販売は6月中旬から7月上旬を予定している。
 
デザイナーに藤原美和さんが就任し、代表兼デザイナーである武内昭さんと共に勤めた新体制になって初めての今回のコレクション。「なるべく隠すところは隠し、綺麗に見える自分のラインを知っていて欲しい。自分の自信のある部分、そこをちょっとずつでも見せて、綺麗に着こなせるように提案もしていきたい。アクセサリーで崩し。自分の個性も浮き立たせて欲しい」という藤原さんからの思いも込められた、今を生きる女性にふさわしい女性的なコレクションだった。
これまでのシアタープロダクツとはまた違った、まだ見たことの無い新しいシアタープロダクツの今後に期待したい。





Photographer / Mayu Takeda
Text / Azusa Sato

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