「絶命展〜ファッションの秘境」
MIKIO SAKABE
「-異形編-」
MIKIO SAKABE 14SSコレクションが9月13日パルコミュージアム「絶命展〜ファッションの秘境」内で発表された。
ここ3シーズンはジェンダーを大きなテーマに据え、メンズ中心に展開していたMIKIO SAKABEであったがドレスやパステルカラーのアイテム、透け感のあるアイテム等かなり女性らしいウィメンズアイテムが中心なコレクション構成となっていた。二体のみメンズのルックが登場したが以前のコレクションのように女性らしいメンズのアイテムは見られなかったがキャラクターが描かれたアイテム等今までのMIKIO SAKABEを踏襲されたような部分も垣間見られた。
今回のショーのイメージはジブリ作品、風の谷のナウシカの「腐海」や「汚染」である、自然と人間を深刻ではなく美しく描き出しファッション性を持たせたそうである。
坂部氏は原宿のストリートファッションを意識し、海外から見るとかなり異質でゴチャゴチャしている日本人特有の可愛いさを表現したという、ランウェイのモデルにアイドルを起用し独特の日本人らしい可愛らしさがここでも表されている。
独特の切り口からファッション性を見出すMIKIO SAKABEにこれからも注目していきたい。
Photographer / mei
Text / reona