2011A/W初コレクション注目ブランド MACARONIC 青木氏にインタビュー。
MACARONIC / 青木氏
CONCEPT / [俗と卑属、素朴と洗練、チープなものの中に垣間見られるエレガンスの追求、相反する価値観の共存]
デザイナーの青木高志氏は、デザイナーだけでなく、SHOPとしてのMACARONICのオーナー、そしてスタイリストも務める。
雑誌ではNYLONJAPAN・FUDGE・MEN’S NON-NO、タレント・ミュージシャンでは中島美嘉・黒木メイサ・capsule、ANLEARAGEの東京コレクションのスタイリングや、衣装制作まで幅広く手掛けている。
■デザイナーになるまでの経緯を教えてください。
バンタンでスタイリスト科を専攻していましたが、作品撮りをするにあたって学生なのでなかなかどこかの服をリースしたりはできず、自分で作った服でスタイリングをする様になったのが服作りのきっかけです。その後ロンドンに一年間留学して帰ってきて、スタイリストになろうかデザイナーになろうか迷いましたが、やっぱり両方やりたくてはじめたのがきっかけです。
■素材や色でこだわっていることはありますか?
僕がもともと古着好きなので、古着とさらの生地とゼロからうちで作っている生地をミックスするものが多いです。
■安い値段の洋服が溢れているなかで、あまり需要がないこだわりのある高値の洋服を作る理由はなんですか?
ファストはファストの良さがある。多分、東京のブランドの多くはクオリティー、価格帯で負けていると僕は思っています。だから中途半端なブランドはどんどん消えていくんじゃないでしょうか。ファストショップに仮に置いてあったとしたら良い意味でも悪い意味でも浮いてしまうような。そんな賛否両論の服を作っていきたいです。
■MACARONICのターゲットを教えてください。
10代後半から、30代40代の方もたくさんいらっしゃいます。中心は20代前半ですが、幅広いですね。
■どんな人に着てほしいですか?
好きでいてくれる人。こっちが選ぶことじゃないかな。