2BOY インタビュー　Part 03 -

2BOY インタビュー　Part 03 Fashion

Choki×Chokiのキングとして活躍した彼の今のファッションに対する考えを聞いてみた。

2009年までChoki×Chokiのキングとして約10年間在籍し、現在はMILKBOYのプレスとして原宿のファッションストリートを盛り上げている坪井泰一朗こと2BOY。最近ではDJとして、東京の夜を盛り上げる活動も今熱い。そんな彼のルーツ・Fashion・DJ 2BOYとしての活動についてせまってみた。(全４回)

■キングとよばれて

「僕は正直キングになってみて、キングとしての自覚はあまりなかったですね。自分からというよりは周りによってなったという感じでした。なのでその分、当時は周りとの温度差みたいのはありました。だから今のキングとは否定の意味とかではなく、別物かなって思います。」

■個性＝輝き

「大学生の人も含め、今の若い人のファッションって僕の若い時よりずっとオシャレだと思います。でもそのおしゃれっていう層から、突出してる子ってあまりいないのかなって感じます。それは、今の業界的な流れの影響とかもすごく受けているとは思うんだけど、もっと個性を出したおもしろいものがあってもいいかなって。」

「3年前のインポート時代、あれは高い物にこだわる、僕的にはすごくいい時代だと思うんだけどね。例えばすごく高いけどすごくほしいものがあって、それを食費を削ってまで手に入れた時の喜びや、それを着て鏡の前にたった自分の輝き、みたいなものを今の若者には覚えてほしいかな。かと言って、高い物を買えと言っているんではなくて、“いいものを持つ”という気持ちを忘れないでほしいですね。今の時代大枠を外すという事をしてはいけないけど、その中でどう個性を出すかというのがとても重要なことではないかと思います。」

■五感

「今って情報がすごく多くて、ネットでものが買えたり、写真で何とかなってしまう時代だけど、僕は実際に手に取ってみて質感を確かめたり、色をみてみたりすることってすごく大事だと思います。それは音楽にも言えることだし、僕が自分で作ったCDにも目で遊べるような仕掛をつくったりしました。そういう手や目で感じる遊び心みたいのがいいなって思います。デジタルで情報が多い分、想像力に乏しくなってしまうのだけはおもしろくない。だから結構僕はアナログって素敵だと思うんです。」

・・・・・Vol.4へ続く