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SEBASTIAN X




SEBASTIAN X インタビュー

SEBASTIAN X


目覚ましい活躍でライブハウスを賑わす新星男女混合バンドSEBASTIAN X最高にポジティブで色彩感豊かな世界を描く4人組の魅力と、その背景について話を伺ってきた。

( L→R )
Dr.沖山良太
Vo.永原真夏
Ba.飯田裕
Key.工藤歩里


■はじめにバンド紹介と結成した経緯をお聞かせください。

永原「SEBASTIAN Xというバンドで、ギターレスのドラム・ベース・キーボード・ボーカル、男女4人組です。都内を主に活動しているんですが、最近は地方にもよく足が伸びるようになり、みな豊かで賢く(笑)、お陰様で楽しく活動させていただいています。最初はボーカルの私とキーボードのありり(工藤)でコピーバンドをやろうと思い立ったんですが、メンバーが足りないということになって友達伝いにこの二人を紹介してもらって、それがきっかけになってコピーバンドから始めました。」


■影響を受けたアーティストやモノはありますか?

永原「好きな音楽家はたくさんいるんですが、フラワーカンパニーズさんのCD を初めて買って、今でも好きですね。それから私は漫画が好きなので、世界中のあらゆる漫画家に影響を受けているのかもしれません。その中でも特に好きなのは岡崎京子さん、さくらももこさんですね。あとバキとか(笑)。たぶん目に見える楽曲とか歌詞とか、曲の構成とかにはそんなに出てないかもしれないんですが、目に見えない部分ですごく反映されていると思います。あとはCOMME des GARÇONSのデザイナーの川久保玲さんがすごく好きで、デザイナーとしても好きなんですが、組織のリーダーとしてもすごく尊敬しています。」

工藤「人というよりは小さいころからクラシックピアノを習っていたので、最初はクラシックですかね。」

飯田「初めにコピーバンドを始めた時はHi-STANDARDとか、速いのを聴いていました。」

沖山「右に同じく、ですね。」


■皆さんの音楽性やバックグラウンドは全然違うということですか?

工藤「バラバラですね。」

永原「バラバラだけどみんな最終的には歌が好きなんですよね。」

沖山「大きな括りで90年代に過ごしたっていうのはあるかもしれないです。大雑把に言えば“J-POP黄金時代”みたいな。」

永原「確かに同年代なので根底は同じになると思いますよ。カラオケでSPEED歌ったら盛り上がる、みたいな(笑)。」


■曲作りはどのように進めているのですか?

飯田「メロディーと歌詞はまなっちゃん(永原)が作ってきて、それを各々持ち帰ってアレンジを加えていく感じですね。基本的に軸である歌に合わせて作るので、歌に不自由な思いさせないようにっていうのは常にありますね。」


■スムーズに曲は出来る方ですか?

工藤「その時だけですぐにできちゃう場合もあるし、2周3周回ってやっとできるときもあります。良いんだけどあと一歩ってところで行き詰まるときは結構辛いですね。」

飯田「4人違う人間でひとつのものをつくるっていうことが面白いところでもあるし、バンドの醍醐味ともいえるんですけど、やっぱり歩み寄りみたいなものも必要だったりするから、そこらへんの葛藤はありますね。」

工藤「全然持ち寄ってくるものも違うしね。それがうまいこといくこともあれば途中段階で違う人間だからすれ違いも生じてくるし。最終的にはうまくいくようにはするんですけどね。」

飯田「全部一人の思い通りにいかないからこそ、誰も想像してなかったようなものが生まれたりする面白さはありますね。」


■歌詞がすごく明るくて誰にでも素直に入ってくるように感じますが、歌詞作りで意識していることはありますか?

永原「メロディーに見合わない言葉は選ばないようにしています。あとは暗いようにはなりたくないなと思っているので。歌詞が明るいのは、おそらく今の現状がそうだから明るくなっているわけではなくって。最近ライブをやっていてもそうなんですけど、“私達こうだぜ!”っていうことではなくて、“こうでありますように”っていう祈りにも似た意味合いがすごく強いんです。だから最近お客さんと喋ったり、ライブでお客さんの顔見ていても、“あぁこの人たちにもっと良い事が起こりますように”とよく思うんです。こうでありますようにってことを歌詞に詰めるから、そうなると希望のある言葉とか、ポジティブでパワーのある言葉をたくさん使うようになるのかもしれませんね。」


■バンドの方向性は昔から変わらないのですか?

永原「一周して戻ってきた感じですね。混沌として色んな方向に手を出して、ちょっとハードコアとかもやっていたんですけど、途中でやっぱりやりたいことに戻った感じですね。今は原点回帰の時期です。学生時代にやりたかったことがやっと今できてる感じなので、音楽活動をやってきて今が一番楽しいかもしれないです。」

沖山「ようやくやりたいことが実現できるようになってきたってとこもありますね。」



■ではファッションと音楽との関わりは何かありますか?

永原「やっぱり昔から音楽とファッションは密接に関係している気がします。パンクやってる人はパンクの格好をするし、弾き語りの人は弾き語りの人っぽい格好みたいなものがあるし、ギターロックの人はメガネの形がこういう(手で形を作って)形が多いし(笑)。それと、音楽は衣食住とはかけ離れた所にあるけど、ファッションは基本的に衣食住の範疇の中だから、そこにすごく魅力は感じますね。」

飯田「僕も昔ハイスタをコピーしていた時期はやっぱり部分的に金髪だったりしましたね。前髪と襟足だけ金髪だったり(笑)。その時は分かり易く憧れだったので、真似しようと思っていたわけじゃなくて無意識的にそういうモノがカッコいいっていう価値観があったから、自然にその方向に向いていく、というのはありますね。」

永原「普通のファッションを楽しむ人は衣食住の中で楽しむと思うんですけど、それが音楽に入ってくると、ファッションがシンボル化されるんですよね。」


■自分の楽曲を意識してステージ衣装を決めることはありますか?

永原「ありますね。“これすごい可愛いけど、SEBASTIAN Xのボーカルが着てたらどうなの?”みたいな服は選ばないですね。でも洋服は大好きなので、毎回ライブごとに衣装を考えるのは楽しいですね」

工藤「バンドやバンドの中の立ち位置を意識して選ぶということはあるかもしれないですね。」


■自分の中にあるファッションの理想のイメージと、SEBASTIAN X全体のイメージはリンクしていますか?

永原「リンクしてない時もありますね。私の趣味が意外とロマロマなので(笑)。バンドの時はもっと動きやすさを重視したり、必要不可欠な差は出てきますね。」


■同世代のバンドや今の音楽シーンについてどう思いますか?

永原「同世代といえば今年は『TOKYO NEW WAVE 2010』っていうコンピレーションアルバムに参加させていただいて、そこに入っている同世代のバンド達はみんな自分のやることを分かった上で成り立っているコンピなので、それぞれ“ココは自分の領域だから”っていう意識を持ってやっていて、すごく良い空気が出てるんじゃないかと思います。」

飯田「本当に最近は人格そのままで音を鳴らしているようなバンドが多いよね。」


■最後に、今後の展望や抱負をお聞かせください。

沖山「海外でやりたいっていうのは最近よく思っていますね。まずはライブをやって、いずれCDも出せたら嬉しいですね。挑戦にはなりますけど、どうなるんだろうって。」

永原「日本語で歌っているので、言葉が強いバンドだとは思っているんですけど、そこはかとないものでどれくらい伝わっていくのかが気になりますね。」

SEBASTIAN X Official Website http://sebastianx.info/
My Space http://www.myspace.com/sebastianx2008
Twitter http://twitter.com/sebastianx_jp

配信限定シングル
『光のたてがみ』
2011.01.26(水)発売
1.光のたてがみ
(全1曲収録)
PC配信(iTunes/OTOTOY/他):¥200
モバイル配信(レコチョク/music.jp/他):着うた¥105/着うたフル¥210/RBT¥105
※PC配信のみ「動くジャケット」仕様

『光のたてがみ』リリース記念
SEBASTIAN Xワンマンライブ
「スタールビーの唇よ歌え!」
2011.02.25(金)
下北沢Garden
19:00 OPEN /20:00 START
adv¥2500/door ¥2800
プレイガイド一般発売日:2011/01/08(土)
ローソンチケット/e+/ぴあ
※ライブ当日に学生証提示のお客様に当日¥500キャッシュバック
※2010.11.27〜12.31までSEBASTIAN Xのライブ会場でメンバー手書きメッセージ付きチケットを枚数限定/先行販売

SEBASTIAN X

目覚ましい活躍でライブハウスを賑わす新星男女混合バンドSEBASTIAN X最高にポジティブで色彩感豊かな世界を描く4人組

WEB:
SEBASTIAN X Official Website http://sebastianx.info/



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