伝統工芸をデザインに落とし込む
10月16日、渋谷ヒカリエにてREINMAKER KYOTOの2020春夏コレクションが発表された。会場にはお香の匂い袋が用意してあり、京の雰囲気が漂う中ショーがスタートした。今回も伝統工芸とコラボレーションし、和服を想わせるものが多くあった。
スーツには絞り染めが施され、和と洋が見事に調和しており、モダンでスタイリッシュな印象を受ける。
竹細工で編まれたミニマルなバックはコーディネートのアクセントに。シャツやカーディガンは着物の前合わせのような着こなしがされていた。
服自体はシンプルなものが多いが、スタイリングで着る人自身の個性を引き出すよう意識しているという。
東京コレクションへの参加は2回目という同ブランドは、これから海外展開も視野に入れていくとのこと。今後の動きに注目していきたい。
text/ 中村 紗彩
photo / 小松 未奈