Fashion, Collection, Tokyo 2020 S/S

TATYANA PARFIONOVA 20S/S Collection

 川の流れと人生の変化

10月14日、渋谷ヒカリエにてTATYANA PARFIONOVAの2020年春夏コレクションが発表された。
今回のテーマは”川の水と幼少期に思い出”
人生の流れの変化を川の流れに例えられ作られたコレクション。

川の水をイメージさせる透け感のある素材や色使い、デザインが多く見られた。

また伝統的なフルコレクションラインから脱却したドレスのみのコレクションが発表され、TATYANAのドレスは、何にでも合わせて楽しむことができ、様々なスタイリングを楽しめる。

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コレクションで多く見られた刺繍はすべて自身のアトリエで手作りで作られているという。以前刺繍の会社を訪れた際に、刺繍の作っている人々の素晴らしさを感じ、刺繍に対する見方が変わったそうだ。TATYANAにとって刺繍は「ペンの線」のようなもので、絵を描いているような感覚のようだ。
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そして、テーマに合わせた色相が多く見られオレンジや水色、茶色のカラーなどの色が全体的に落ち着いた同じトーンでまとめられている様に感じた。
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今回初来日で東京でコレクションを行った理由は、デザイナーTATYANAにとって東京はとても興味深い場所なのだそう。そしてロシア人として初の東京コレクション参加ということもあり今後への期待が高まる。

Text/丸山涼音

Photo/荘あかり、櫻田美羽