不完全なありのままの美しさ
meagratiaの2019年春夏コレクションが10月19日、渋谷ヒカリエにて発表された。
関根 隆文がデザイナーを務める同ブランド。2011年7月に設立、そして今季の東京コレクションにて初参加となったブランドだ。
ブランド名は『gratia=感謝』というキーワードからできるなど人と人との繋がりを大切にしている。ブランド名から感じるように、コレクションにも温かみのあるカーキやベージュ、ブルーなどアースカラーのアイテムが多く登場した。
今季の新作コレクションのテーマは『incomplete』。不完全な花の美しさを表現。
インビテーションはラミネート加工がされ、そこには押し花のように小花もラミネートされていた。
そして会場に入ると天井から吊るされたたくさんのドライフラワーが1番に目に入った。花の香りも漂い幻想的な空間だった。そしてランウェイを歩くモデルに施されたヘアメイクや小物に使われた花にもインパクトがあり印象的だ。
花の、不完全だけれどありのままの美しさを多種多様に表現したmeagratiaのショーは自然体であり親近感さえも感じさせてくれた。
Text/櫻田美羽
Photo/佐藤楓
meagratia 2019S/S Collection
