Fashion, Collection, Tokyo 2019 S/S

thibaut 2019S/S EXHIBITION


都内で行われたthibautの2019年春夏の展示会の様子をレポート。
thibautは原宿・キャットストリートにて古着屋melangeを営む伴芽衣子がデザイナーを務める、2015年デビューコレクションにて出発したブランドだ。
melangeにて行われていた古着のリメイクがthibauの起源だという。
その大胆にカッティングされた古着や、時にはお客の目の前でスタッフが古着にハサミを入れる光景はmelangeの名物だ。

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今回のコレクションはミュージカル”アニー”のヴィジュアルからインスピレーションを受け制作された。
会場には生成りのような素材から色のついたアイテムまで幅広く並べられていた。
デザイナーの伴氏は幼少期を海外で過ごし、その際身につけていた生成りっぽい布やボリュームのあるワンピースなど自身の記憶もコレクションに影響を及ぼしているようだ。

今回のコレクションに限らず、ブランド全体を通して主に”リラックスウェア”を軸にデザインしていると話す伴氏。
素材は様々だがいつでも気兼ねなく着れることを大切にしている。動きやすさや少し砕けた服ということを重視。

昨年2018年春夏コレクションで東京コレクションのランウェイに初参加したが、今回2019年春夏コレクションではバンクーバーにて初の海外コレクションに参加。
これからも私たちの目に新鮮な光景を見せてくれるであろうthibautから目が離せない。
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Text/櫻田美羽
Photo/櫻田美羽