3月12日、tiit tokyo(ティート トーキョー)の2016-17 A/Wコレクション が秩父宮ラグビー場にて発表された。今回のコンセプトは「dawn」で夜明けを意味する。
コレクションでは穏やかな時間の流れの優美さと、そこに潜む様々な感情の揺れ動き、そこから生まれる天真爛漫で自由なイマジネーションをルックに表現。
シースルーのインナーに、レザーやベルベット加工が施されたムートンのアウターなどに重きの置かれたコントラストは、頭頂部のみ纏められたヘアメイクなどからも伺える。
白や紺、ベージュをベースカラーにし、巻きスカートやワイドパンツ、胸元の開いたチェスターコートのゆったりとしたシルエットを用いて大人のワードロープを表現。繊細な素材感は優雅な雰囲気を漂わせた。
自由に着崩すというファッションの多様性や可能性も感じさせていた今回のコレクションは、デザイナーである岩田氏が言うように、「夜明けの変わり目の人間らしさ」が表現されていただろう。
text/Fumi Suwa
tiit tokyo
http://www.tiit-tokyo.com