spoken words project 2016 S/S exhibition 『明日について』
アトリエから生み出す染めやプリントを施した服つくりで評価されているspoken words project(スポークン ワーズ プロジェクト)2016S/S collection『明日について』が発表された。
コレクションは岡山で作られる「岡山デニム」とアトリエで作られる「スポークンデニム」が不思議なコントラストを見せる。懐かしくて新しい素材、新しくなる可能性をもっている素材として今回デニムをコレクションに使用した。スポークンデニムは一見デニムに見えるがデニムではない。1つのラックに並べることによってデニム風のプリントをデニムとして認識してもらい、ラックの全体を見たときのバランスを保つために差し色をペイントしたり、パンチングレザーを取り入れたりした。アトリエでは様々な生地を作れるため、全体感を意識しながらラックを作る。着たときの女性がどう見えるかを意識して服を作ったコレクションは、TPOの自由度の高いものとなった。
デザイナー 飛田正浩
多摩美術大学染色デザイン科を卒業。在学中からspoken words projectとして様々な表現活動として行う。卒業を機にspoken words projectをブランドとして改める。1998年には東京コレクションに初参加。アーティストのライブ衣装や舞台美術、テキスタイルデザインなども手掛け、ファッションの領域を超えて活動している。