Fashion, Collection, Tokyo 2016 S/S

5351POUR LES HOMMES 2016s/s collection

5351POUR LES HOMMES 2016s/s collection



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東京コレクション2日目となる10月13日、渋谷ヒカリエAホールにて、5351POUR LES HOMMES(5351プール・オム)の2016年春夏コレクションが行われた。
会場の中央には、バリケードを表現したという三角形の鉄格子が置かれ、光と影の絶妙なバランスを作り出す。
今季のテーマは「ANTHOLOGY」。デザイナー小宮山氏は、この言葉に「物語の集合体。未知なる一瞬。」という意味を込める。4人のデザイナーで構成されるこのブランドでは、今回デザイナーそれぞれが、様々なアイディアを盛り込んだ。今回DJを務めたのは、ファンク、ジャズ、ロックのミックスを得意とする富永陽介。「物語の集合体」としての今季のショーを大いに盛り上げた。

1970年代のヤングカルチャーをイメージしたというショーは、ストリートモードなイメージで展開された。
ビートが効いた重めのBGMでショーはスタート。グリーンを基調としたボタニカル柄のセットアップ、スタッズをきかせたベストなど、5351らしいロックなテイストにサファリテイストがミックスされる。曲調が、コンガとドラムによって激しさを増していくと、色彩はグリーンから黒に移り変りロックの要素を強めていく。中盤には、白やグレーを基調としたストライブ柄のセットアップや、エスニックなポンチョが登場し春夏を感じさせた。コレクション内でよく見られたのがベレー帽。ワイルドな曲調の中でも、シックで落ち着いたイメージを漂わせた。終盤には、リラックスしたホワイトのセットアップに、エスニックなアクセサリーを組み合わせるなど異素材を組み合わせた新しいスーチングが提案されていた。全体を通して、いつもの黒をベースとしたロックな5351に、春夏らしい白やアイボリーなどの色彩がちりばめられていた。

前回の2015-16年秋冬コレクションで10年ぶりにコレクションを発表し、今回が2回目となる5351POUR LES HOMMES。デザイナーの小宮山氏はSNSやメディアのあり方が10年前とは大きく異なり、多くの人に見てもらえるショーの魅力を再確認したという。今後も発信力のあるブランドとして期待したい。

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