2014-15 A/W 東京コレクション
yoshio kubo(ヨシオ クボ)
スポーツエレガント
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緑と青の鮮やかなレーザー光が会場を突き抜け、ランウェイに設けられたDJブースから力強い音楽が流れ出す。5人のモデルが現れ、整列をするという派手な演出で始まった今回のコレクション。
「今までになかったような変化球を」という思いから、今期は“新しいスポーツエレガント”を提案した。
スポーツに用いられるヘルメットをヘアスタイルとして表現するという試みはとても斬新であり、小西紳士が担当したそのヘアは今回のファッションウィークの中でも特別異彩を放っていたといえる。
メンズには珍しいシャネルスーツにスポーティなアイテムを組み合わせたり、ロングシャツをレイヤードしているかのような仕様のMA1の下にセットアップを重ねたスタイルなど、巧みなレイヤードによる個性的なスタイリングで、yoshio kuboらしい、メンズスタイルの新しい可能性を表現した。
「余韻が残るショーがしたかった」と語るデザイナー、久保嘉男。
ショーの時間帯からヘアメイク、DJパフォーマンスや隊列を組むウォーキングなど、細部まで綿密に計算されたパフォーマンス性に富んだショーで来場者を圧倒した。
Photographer / Hana
Text / Martha
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