ESMOD JAPON 2014年度 卒業生紹介 小川 景子
身体と布の空間、そこから生まれる女性の魅力
・エスモードを選んだ理由(きっかけ)を教えてください。
少人数制で先生と生徒の距離が近いということ。また基礎からしっかり学べるというところです。
・エスモードで学ばれて良かった点、印象に残っていることをお聞かせください。
自分で服をデザインし、作れるようになったということが一番です。
自分で作りたいと思った服を自分でデザインし自分の手で作る。出来上がった作品の善し悪しはどうであれ、服を作ることが出来たということが本当に嬉しかったです。
・卒業制作にあたって特にこだわられた点はございますか。
今回は”強くみせる”ということにこだわって作品を制作しました。
見た目の強さを全面的に強調し、そこから少しだけ弱い部分が見えてしまっている、このバランスにこだわりました。
また、ジャケットは今回のコレクションの主であり、強さの象徴です。
全体的にボックスシルエットにし、肩パットを一から作りました。ボックスシルエットのするために何枚もパットを重ね、きれいな肩のラインがでるような工夫もしました。
・ブランドのコンセプトについてお聞かせください。
コンセプトは、”身体と布の空間、そこから生まれる女性の魅力”です。
ものすごく細い女性が、オーバーサイズの洋服を纏い、そこから少し見える女性の細い身体の部分とのコントラスト。ここに私は女性らしさを感じるので、それが私の服作りのベースになっています。
・当日、審査員の方々に言われた事で印象に残っていること、得られた新しい視点などございましたら教えてください。
あるデザイナーの方に”もっと深く掘り下げて考えることが重要”と言われたことです。表面的な所しか見ていなかったのか、それとも自身のプレゼンで思いを伝えることが出来なかったのかと、改めて考えるきっかけになりました。
・今後の展望をお聞かせください。
まずは就職先でデザイナーとして頑張り、私のデザインした洋服が店頭に並ぶことです。
そして、ゆくゆくは自身のブランドを持つことです。