Fashion, Collection, Tokyo 2013-14 A/W

alice auaa 2013-2014 A/W

_MG_1575

 

2013-2014 A/W 東京コレクション

alice auaa 2013-2014 A/W
 
「Aragne」
 


──優れた機織りの娘アラーニェは、機織りの神アテーナーと機織りを競う。しかしアラーニェはアテーナーの怒りを買い、自らの愚行を恥じて自害する。死を許さないアテーナーはアラーニェを蜘蛛の姿に変え、蜘蛛となったアラーニェは今でも糸を垂らし機を織る。

 
ショーはひとつの物語となっている。不貞のタペストリーから始まり、アラーニェとアテーナーを対峙させ、また蜘蛛の姿と化したアラーニェをモードに昇華し、なおかつalice auaaの解釈により現代のアラーニェを表現したという今回のコレクション。


全体的に蜘蛛を表現しているものが多く、蜘蛛の巣のように見えるシースルーのワンピースや、蜘蛛の胴体に見立てたクリノリンなどが見られた。ショーの中盤には、大きく膨らんだ風船のようなものを身に着けた男性が登場し、よく見ると蜘蛛の足が付いていた。


終盤のウェディングベールを被った女性が、糸に巻かれた赤ん坊を抱いて登場するシーンはとても印象的であった。これがデザイナー自身が想像する現代のアラーニェの姿なのだろうか。

alice auaaの特徴であるゴシックで独特な世界観が感じられるショーであった。




Photographer / tsuyoshi
Text / Saori Aoki

_MG_1552

_MG_1575

_MG_1621

_MG_1653

_MG_1684

_MG_1722

_MG_1769

_MG_1826

_MG_1885

_MG_1909

_MG_1933

_MG_1947

_MG_1965

_MG_2026

_MG_2038

_MG_2076

_MG_2111

_MG_2145

_MG_2172

_MG_2187


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.