2013-2014 A/W 東京コレクション
MACARONIC 2013-2014 A/W
「PARADOX」
数字のパラドックス。数字の0から9を題材にしたという今回のコレクション。
一目見てすぐに数字だと分かるものもあれば、チェックやボーダーの柄の中に数字が隠されているものや数字の形を変形させているもの、ダーツの線が数字の形になっているものなど、様々なデザインで数字が表現されていた。
モデルが身に着けているヘッドピースやバッグなど、小物にも数字のモチーフが使われている。
モデルのおじいさんの白い髭さえも数字の形になっていたところには驚いた。
服以外の細かい部分にまでこだわりがある。
最後は黒い全身ボディースーツに身を包んだ女性が登場。素材にはスパンコールが使用され、カラフルな宝石が散りばめられているような柄である。
ダイヤモンドのような形は、よく見ると0の形になっていた。
0から9のたった10個の文字で無限の網羅が生まれるということから数字に興味を持ったというデザイナーの青木氏。
様々な素材を組み合わせて作り、全てが一点もので同じ生地で同じパターンのものは存在しない。
服のなかに隠されている姿を変えた数字を探しながら、ワクワクした気持ちで数字の世界を楽しむことができるショーであった。
Photographer / mei
Text / Saori Aoki