2013-2014 A/W 東京コレクション
Conny Groenewegen 2013-2014A/W
「プライマリー・エクスプロアーズ」
東京コレクション初日の3月17日。Conny Groenewegenのランウェイが渋谷ヒカリエホールにて行われた。
今回はエクスチェンジプログラムという交換プログラムによって来日し、この東京コレクションのオープニングに参加したという。
コンセプトであるプライマリー・エクスプロアーズは、原始的に冒険に入っていく一歩目という意味が込められている。コレクション制作にあたり根気強く着実にリサーチを重ねた結果生まれた仕立ての良い美しいシルエットを追求したものであり、原始的で純粋なオーガニックのイメージと感触を伝えるコレクションだという。
ショーの始めに重みのある音楽と登場したのは、黒い衣装を着たモデル達。
そして中盤になると突然明るい音楽になり、白い衣装を着たモデル達が登場した。
黒と白という正反対の色だが、どちらもデザインは共通していてフェミニンなワンピースやマニッシュなパンツスタイルなどが見られた。
終盤になると更に音楽が変化し、真っ赤なワンピースを着たモデルが登場した。
最後に登場した衣装はまるで体にサンゴ礁を身に着けているような不思議なものだった。
色と音楽が大きく移り変わる度に、全く違うショーを見ているように感じた。
テキスタイルにはウール、シルク、アンゴラなどの異素材を組み合わせたものが使用されており、全体的に窪みがあるものが多く見られた。
特に最後に登場したルックの独特な生地は、デジタルと手作業を組み合わせて作ったという。
機械を使ってデジタルに服作りをすることが好きであり、とても面白いことだと思っている。機械を使うのが楽しい、機械はこのようにして使われるべきであると言っていた。
Photographer / Kodai
Text / Saori Aoki
