2013 S/S 東京コレクション
ato 2013 S/S
「BRIGHT」
「BRIGHT」
思わず触りたくなってしまう、溶けるような服。
イメージはカルフォルニア、そして名前が挙ったのはアメリカの写真家、ライアン・マッギンレー。確かに彼の写真のような開放的な明るさを感じる。
日常でイージーに着られるように、と全てゴムベルトでつくられている。それでも軽すぎないのは、ベーシックで男性的なデザインに、アセテートやレーヨンといった女性的な素材を多用しているからだ。
双方の良さを絶妙に組み合わせていてユニセックスな印象をうける。
コレクションテーマに掲げた「BRIGHT」のとおり、布は光をうけて輝き、服は着る人の気持ちを明るくさせる。
「コレクションの影響力は前よりも小さくなり、ブランドのものをそのまま着ることは少なくなった。だからこそ、着る人のワードローブの手助けになるよう、取り入れ方を想像し、発展できるようなコレクションにした」とデザイナーの松本与さんは語った。
Photographer / Maki
Text / Maui