2012-2013 A/W 東京コレクション
YUMA KOSHINO 2012-13 A/W
「Klimt Gold」
3月22日、YUMA KOSHINOの2012 A/W コレクションが五反田ガリレアホールにて披露された。今期のテーマは「Klimt Gold」 。西洋から見た日本の憧れ(ゴージャス)とオーストリアの画家グスタフ・クリムトの描く作風に共感した、とデザイナーの小篠ゆま氏が語るように全体的にオリエンタルに仕上がっている。小篠ゆま氏のデザインコンセプトのARTを着る 、そしてYUMA KOSHINO のリアルクローズ志向が混成した形である。
ショーは「Monotone Excitement」、「Oriental Energy」、「Klimt Gold」、「Jewel Knit」からなる4部構成。スカートの水墨画の模様を多色で表現したり、3Dの花柄プリントなど色を贅沢に使っている印象を受けた。それもそのはずで、今までは寒色系を使うことが多かった、今回はエネルギーを感じる暖色を使うように意識していると小篠ゆま氏も述べていた。中世ヨーロッパでは日本のことを黄金の国ジパングと呼んでいたが、今回のコレクションはまさに黄金の国ジパングを体現するかのようなコレクションだった。
Photographer / akiiii
Text / Motoki Takahashi