Collection, Tokyo 2011-12 S/S

2012 S/S lessthan*



2012 S/S 東京コレクション気鋭のブランド

lessthan* / no clock no future


「no clock no future」
 “I love mode, I love rock”(モードとロックの融合)をコンセプトに随所にディーテールにこだわったコレクションを発表する、lessthan*(レスザン)。今シーズンはniumun(ニウムン)の新曲「double think」ともコラボレートし音楽とファッションの融合を試みている。そんなlessthan*の展示会に今回はお邪魔した。


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デザイナーの安藤大春氏は1999年にlessthan*の前身ブランドであるDOPPEL GANGERとして東コレデビューを果たす。そして、より自身のクリエーションを行うために2005年にブランド名をlessthan*に改め、既に様々なミュージックバンドへの衣装提供は行なっていたが2008年よりモードと音楽の融合を模索し始める。その一つの形として2009年よりLESSTHAN*RIOTと題したファッションショーとライブを融合した前衛的なイベントも開催している。




今期のテーマは ”no clock no future”「時を刻まなければ未来はやってこない」。70年代のパンクファッションを自己流に噛み砕きモードとの融合を試みた。そんなテーマの中で手掛けられた展示会でひときわ目立っていたのがこの”cut off” シリーズのコート。各アイテム毎ににパンクなディーテールが散りばめられているが、このコートにはパンク要素の強い“切りっぱなし”というデザインがあしらわれている。通常はコートに見られない天竺生地を使用している。そして、上質な素材を使いながらもコートの丸洗いを可能にした。ギザギザの切りっぱなし部分やスナップボタンのステッチも全て手作業で行なわれており、コレクション全体を通してパンクと相反する手の込んだ贅沢さをも感じられる。








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