Fashion, Interview

TAKASHI NISHIYAMA / 西山 高士 2/2



TAKASHI NISHIYAMA デザイナー、西山氏にインタビュー。 


TAKASHI NISHIYAMA / 西山 高士 2/2


子供のころから大きさで勝負していた。 西山 高士



■前回のコレクションでは大人気ゲームの「モンスターハンター」、今回のコレクションではアニメの「ガンダム」のプラモデルからインスピレーションを受けていらっしゃいますが、普段からアニメやゲームなどを意識されていらっしゃるのですか?


元々すごいアニメやゲームが好きって訳ではないですね。
正直、「ガンダム」とかもあまり見たことがありません。
結構、感覚で作っちゃってリサーチとかにはあまりこだわらないです。
「モンスターハンター」をやろうと思ったのは、幼少期に、ゴジラなどいわゆるモンスターがすごい好きていうのもありますし、前回のテーマである「電車の中でモンスターハンターをやっているサラリーマン」が日本独特な光景で、海外でもうけそうだと感じテーマにしたら面白いと思いました。

今回のコレクションは、ITSが10周年で盛大に何かやりたいと思い、もっとスケールの大きなものを作ろうと思い作りました。
「ガンダム」の戦艦みたいにひとつのもの中に何人もいるような服がITSに出たら面白いと思い半年かけて作ったんですけど、あまりに大きすぎて発表できなかったですね。
それに、今回のテーマがヒーローだったので戦隊ものの中心的な存在の色の赤や、「ガンダム」の白や緑を使ってみました。


■大きすぎて発表できなかった服というのはどのようなデザインなのでしょうか?


一体ずつ出てくるんだけど実は広げてみると、ひとつの服っていうデザインです。
今年のITSはランウェイに変わってしまい発表できない覚悟があったので、最後の白いルックでなんとか完結できるようにはしました。


■今回のコレクションテーマである「WE ARE ALL ONE,THE ONE OF HERO」は、3月11日に起きた大震災と関係あるのでしょうか?


元々、ヒーローコレクションをやろうと思っていたので、その最中にあのような事態が起、きてしまい、ひとりひとりが協力していたように、ヒーローが集まって協力しあうっていうイメージが強まりました。
なので、大震災を機に元々あった思いが強くなったという感じですね。



■今回のITSでは、審査員として参加されましたが、前回と比べてITSはどうでしたか?


審査員をやってみてITSには毎年、傾向があると感じました。
昨年は、造形的な年で結果、自分の造形的な服がグランプリとして評価され、今年は細かなディテールやテキスタイルが評価されたと感じました。


■世界で活躍されていて、海外のデザイナーと日本のデザイナーに差を感じますか?


その国の傾向が存在すると思います。
たとえば、パリはエレガント、ロンドンは実験的な服のように。
でも日本はTGCなんかもあったりと色々なタイプが存在し、まとまりが無いように感じました。メディアもバラバラだし。だから、若い人は活躍しづらい場所だと思います。


■今後の展望をお聞かせください。







TAKASHI NISHIYAMA


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