Fashion

KOTA OZAWA 小澤孝太



KOTA OZAWA  デザイナー 小澤孝太氏にインタビュー。 


KOTA OZAWA / 小澤孝太 


「Brand Concept」

人間って、時間が経つと色々な記憶や感情が擦れてしまったり、忘れていってしまう生き物だけれど、
色褪せない気持ちとか、逆に変わりたくない思いみたいなものは人それぞれあって、
洋服を着ることでもう一度思い出したい。確認したい。


「designer profile」

小澤孝太

1990年神奈川生まれ。
主に独学で服飾を学び、高校時代より演劇映画の衣装や広告デザインなどを手掛ける。
ファッションアート、広告デザインを中心に活動。
エスモードジャポンに1年間通学。
ここのがっこう第6期生。現在、慶應義塾大学経済学部在学中。


■慶応大学に通いながらも、なぜファッション業界・デザイナーを目指したのか経緯をお聞かせください。
また、なぜ在学中にブランドを立ち上げようと思われたのですか?


元々中学から大学1年辺りまで演劇や広告デザインなどをやっていて、物作りに興味がありました。大学生くらいからファッションに興味を持ち、初めは遊び感覚で好きなものを作ったり、リメイクして自分で着たりしていたのですが、何時しか将来はファッションで生計が立てられたら、と考えるようになり、在学中は遊んで就職しよう、というよりは、在学中にがむしゃらに頑張って好きなことを仕事にしよう、という気持ちで活動を始めました。ファッション業界の厳しさ、限界を早いうちに痛感できた事はとても勉強になったと思います。


■演劇に衣装提供などもされていますが、ファッションはやはり様々な分野と絡めていくのがよいそしてご自身の方向性だとお考えですか?


僕自身としては、やりたいことがアパレルブランドだけではないので、機会があれば衣装からオブジェ、フライヤー製作、雑誌、内装などまで幅広くやりたいと思っています。
また、社会的に考えますと、現在はオタク、アニメ文化との融合が目立っていますが、例えばNIGOのカフェや山本寛斎の新幹線、個人的には文房具、家具、車、音楽、広告など、アパレルブランドの展開は今後益々生活必需品に近いものにシフトしてくると思います。特に近年のファストファッションの台頭により、従来の洋服を生産して販売するという20世紀型の小売業としてではなく、流行やライフスタイルを提案していく事が今後ファッションデザイナー求められていく事だと考えています。


■コンセプトは、「人間って、時間が経つと色々な記憶や感情が擦れてしまったり、忘れていってしまう生き物だけれど、
色褪せない気持ちとか、逆に変わりたくない思いみたいなものは人それぞれあって、
洋服を着ることでもう一度思い出したい。確認したい。」とありますがそういった部分は具体的にどういう経緯からそして服の部分にはどう落とし込んでいますか?


僕は日本の美意識との人間の普遍的な感情が好きです。今や今後の流行がどうこうというよりは、着ることで懐古的な感情を思い出させるような、初めて見るけれどどこか懐かしいような洋服を作っていきたいです。




■若手デザイナーとしてこの日本のファッション界にどう接していこうとお考えですか?


社会が混乱している時代、世の中に影響力があるのは学生ではないでしょうか。そういう意味でADDさんの活動もとても意義あるものと思っておりますし、共感しています。学生だから伝えられる価値観、生み出せる人間観は必ずあると思うので、今はその部分も考えながら活動していきたいです。



■難しい質問ですが、あなたにとってファッションとは?


人とのコミュニケーションツールです。







■今後の展望をお聞かせください。


自由気ままな人間なので、もしかしたら1年後はミュージシャンになるとか言ってバンドやっているかもしれないし、バリバリビジネスとかやっているかもしれない。どうなるかは分からないのですが、もしファッションを続けていくとすれば、大学を卒業するまでに東京コレクションに参加したいです。 今までになかったことだと思うので。




KOTA OZAWA

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