唯一無二のこだわりを持ったSHOPを紹介。
XANADU
concept / ドレスアップスタイルをストリートに落とし込む。
■お店のコンセプト、また来店されるお客さんに対しての狙いについて教えてください。
XANADU TOKYO(ザナドゥトウキョウ)は日本人若手デザイナーを取り扱うセレクトショップです。[ドレスアップスタイルをストリートに落とし込む]というコンセプトの元、エレガント・ハイクオリティ・モード・など、普段のファッションに取り入れにくいテイストを、より買い易いプライス・デザイン・素材などで、お客様に発信出来る日本人デザイナーを、メンズ・レディース共にセレクトしています。XANADU TOKYOではシルク・シフォン・シースルーなどのブラウス・マント・スカート・ドレスなど、ハイブランドでの販売はあっても、買い易い値段で商品が見つけにくいアイテムを、ロープライスで販売しています。東京の街にエレガントでシックな装いをした人が増える事を心から応援しています。
■お店を開こうと思われた理由をお願いします。また、その場所として「原宿」を選ばれたのはなぜでしょうか?
昔からパリコレクションなどを見て育ち、いつかこんな服を着たいと考えるようになりました。
年を重ねるにつれハイブランドの服も色々買ってきましたが、いつしかこんなデザインを、もっと買い易いプライスで売るお店があったら良いなと思い始め、ずっと待っていましたが、10年経っても現れる事はありませんでした。そこで自分でやろうと思い立ったのです。幸いにも東京にはそんな僕の夢を形に出来るデザイナーが増え始めており、そんなデザイナーに声を掛け、始めはスタートしました。今でもデザイナーと共に成長しています。原宿を選んだのは絶対数ファッションを愛する人が多い街だから。そんな街には自分の友達が多くショップを開いていました。初めてお店を持つのだから、開店当初は人の入りが少ない事が予想されました。そこで原宿だったらその当時原宿で働いている友達が人を流してくれると考えたのです。それは代官山・下北沢・高円寺では不可能でした。原宿の友達が「ちょっとXANADUに行ってみなよ」と言ってくれても、ショップが離れた場所にあっては、お客様が行くことを躊躇ってしまうからです。
■現在ファストファッションが流行していますが、ファストファッションが与える影響などについてどうお考えですか?
ファストファッションが与える影響は特にありません。僕自身ファストファッションを愛用しています。XANADU TOKYOが望むのは生き残りではなく、共存です。
■今後のお店の展望をお願いします。
XANADU TOKYOがオープンし2年が過ぎましたが、お店としてはまだまだ未熟です。今、XANADU TOKYOがやらなくてはいけない事は、もっとお店としての地盤を固め、在籍するデザイナーの認知度を上げる事だと考えます。デザイナーへの評価はそのままお店の価値を上げるものだからです。
■最後に抽象的で申し訳ないのですが、XANADUさんにとってファッションとは何ですか?
もっとも簡単で重要な自己表現の手段。
ADD’s COMMENT
原宿奥のビル4FにあるXANADU TOKYOはなかなか見つからないだろう。しかし、足を踏み入れた瞬間別世界に変わる。セレクトはドメスティックブランドを核としていて、メジャー過ぎず、わかる人ならわかるまさにドメブラ好きにはたまらないものばかり。また、ブランドに興味がない人が訪れても、虜になってしまう。店長の本橋さんは親切かつ、知識が豊富なので話していて全く飽きない!!日本のブランドの発信源としては、もう2年という短い間でも、メジャーなお店と言っても過言ではないのではないか。こうして様々な箇所でドメスティックブランドというものを広めていくことが、これからのファッション業界でも重要ではないだろうか。ファストファッションが流行などと言っているが、影響はあまりない。むしろすでに流行は去った。これから人々は、個性を求めていく傾向にあるとストリートを見ていて感じる。それに伴った日本のクリエーションの発展が楽しみだ。