Collection, Tokyo 2011-12 A/W

HIRO 2011-12A/W

2011-12A/W 東京コレクション気鋭のブランド

HIRO 2011-12A/W


HIRO 今期のテーマは「Suicide Silence」


4月中旬HIRO2011-12 A/Wコレクションの展示会がHIRO SHOPにて行われた。当初ショーを予定していてヘッドギアなどを準備していたが、このたびの震災を受けて断念したそう。しかし、展示会にも多くのバイヤーやエディターが来場し、そのクリエーションに対する注目度はとても高いといえるだろう。

今回のコンセプトは「Suicide Silence」、テロリズムという思想をテーマにしたそう。「テロリストは自分の目的を絶対に貫こうとする強い意志みたいなのを持っていて、そのような点に関しては自分とも共通するものがある。秋葉原にいる人たちだって自分を強く主張している点だったり、ファッションショーだって自分が作った服を大衆に発表する、いわば自分のクリエーションを強く表現するという点では極端に言えばテロリズムといえるだろう。」とデザイナー末安弘明氏は語った。





インビテーションにも使われている世界地図の柄だが、この柄は以前から作りたかったそうだ。今回のコンセプトにもあるテロリストを世界のあちらこちらに描かれたデザインになっている。ほかには普通の体型の人が2人分入れるようなとても大きなパンツが目を引いた。このパンツには前に留め具がついており、巻きスカートのようにしてはくデザインとなっている。このパンツはデザイナー自身がフリーマーケットで買ったとても大きなパンツを何とかしてはけないものかと模索し、作られたものだそうだ。





また今回のコレクションから「COMMON SLEEVE」というプロジェクトに参加している。もともとはYEAH RIGHT!!が始めたものなのだが、服の袖にジップが取り付けられており、そのジップに違う袖をつけられたり、ノースリーブの状態で着ることができるなど様々な着方が楽しめるようになっている。今回のコレクションではモッズコートに袖がレザーになっているもの等が発表され、袖は肩部分にスタッズがうたれハラコ素材で切り替えられていて実にHIROらしいデザインであった。このプロジェクトにはJUVENILE HOLL ROLL CALLなどほか6ブランドが参加している。
このほかにも一度解体し再構築したアーミーシャツやフリンジなどをざくざくに編み込んだニットなどほかのブランドにはない、HIROというブランド、氏が持つ「テロリズム」が遺憾なく発表されていた。






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