扉-Another gate café Vol.4
あなたの新しい扉を空ける、そんなカフェを紹介
nucafe /自由が丘
『「モノ」と「人」を縫う。お直し屋とカフェのコミュニティー空間。こんな組み合わせ見たことない。』
ここnucafeでそれは実現され、ひとつのお直しカフェとして東京自由が丘に存在している。カフェの扉を開け、まず目に飛び込んでくるのはミシンスペース。それにカウンターとテーブル席。 “お直し”でもいい、“美味しいコーヒー”をのんでもいい、それは私たちが好きに選ぶことができる。ただこのカフェでは“お直し”も“カフェ”もどちらも同時にチョイスできるのである。
細部へのこだわり
カフェの中にミシンがありその音がなり響く店内、しかしどこか温かい感じがするのは気のせいではない。素材、産地、背景などオーナーが一つ一つの壁・カウンターにこだわりを持っているからであろう。壁は珪藻土で店内の空気はいつもクリーン。カウンターはコンクリートで年々表情を変えていく。
お酒のセレクトはセレクトショップのようでセンスが問われる、というオーナーは、1000円前後で飲めるベストなお酒をセレクトし、提供してくれる。また、産地・入れ方それぞれに特にこだわりを見せているのがコーヒー。7年間研究を重ねたブレンドは、5日に1回自家焙煎というこだわり。メニューには、ヨーロッパ産のものが多く、オーナーがイタリアに住んでいたことも理由だとか。
舌利きのよいオーナーがセレクトしたお酒、コーヒー、お茶、フードメニューには必ず一つ一つにこだわりがあり、「これはどこのなの?」とそこからコミュニケーションがうまれるに違いない。だからこそのひとつひとつに妥協はない。
“お直し”
ここのお直しは一つ一つの小さなサイズの調整、男性ものから女性ものへ、ひとつの洋服を全く別のモノへと変えてしまうなど本格的な技術を提供してくれる。そもそもお直しは、モノと人から始まっていく。お客様の要望に対して、技術を引き出し、選ぶ。対象が目の前にいるからこその提案がここにはある。体型、好み、シーンなどを考えた「ピン打ち」は、まさにデザインそのもの。世界にたったひとつの物となる。
モノと人が向きあうことにより、新たなコミュニケーションが生まれ、また新しい何かが生まれる。これを“カフェ”としても“お直し”としても味わうことのできる空間はこのnucafeでしか表現できないであろう。
まさに『「モノ」と「人」を縫う、お直しカフェ。』なのである。
nu cafe
東京都目黒区自由が丘3-7-10
営業時間 : 12:00~24:00(不定休)
TEL: 03-3718-1736
WEB:http://nucafe.jp/