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カルチャーと生活を守るために署名活動を続ける#SaveOurSpace

 

4月8日に緊急事態宣言が出されてからすでに一ヶ月以上経ち、今もなお様々な文化施設・飲食店は営業を自粛せざるを得ない状況が続く。そのような経済的に困窮しているライブハウス、ナイトクラブ、劇場などの文化施設のために、国による助成金を求める団体#SaveOurSpaceは立ち上がった。

 

3月27日にスタートした署名活動は約30万人の署名を集め、31日にはオンライン上で記者会見を実施、4月1日には政府与野党協議会へ出席する各議員へ署名・要望書を提出した。

                      

            

そんな#SaveOurSpaceは新たに#SaveOurLifeを掲げ、文化施設だけでなく新型コロナウイルスの影響を受ける中で感染拡大防止に努めるすべての事業者、施設、従業員、フリーランスを対象に継続的な助成を行うよう国に署名活動を続けている。また最近では日本の文化芸術の復興、継続のための「文化芸術復興基金」創設へ向けて、SAVE the CINEMA(映画)、演劇緊急支援プロジェクト(演劇)と三者共同のアクション#WeNeedCulture を開始し、5月22日にはオンライン上で記者会見を実施、各省庁に要望書を提出した。#SaveOurSpaceは辛い状況にある人のために様々なアクションを起こし続けている。

        

他にも#SaveOurSpaceでは署名活動だけでなく、他の音楽コミュニティーを中心とした様々な支援プロジェクトの紹介もおこなっている。もしかしたらあなたの好きなミュージシャンやアーティストもプロジェクトに参加しているかもしれない。家の中でもできる支援がここにある。                

 

                                             

最後に#SaveOurSpaceの発起人の一人であるDJ Nobuさんからコメントをいただいた。

〈 DJ Nobu 〉
一人ひとりが声をあげて行動する事は、たとえ相手がいくら大きくても無駄にはなりません。アクションを起こさなければ何も変わらないでしょう。困難を乗り越えて行きましょう。

                                                   

        

予想よりも長く続いた自粛期間により、家からほとんど出ない日々にも少しずつ慣れてきた。毎日発表されるコロナウイルスの感染者数は近頃は減少しつつあり、昨日やっと全国的に宣言解除が出された。しかし、今まで多くの店舗や施設は営業停止を余儀なくされたため、バイト先や大好きなお店が閉業してしまったといった悲しい声も聞こえる。ADDmagazine読者の中には、そんな現状に対して何をすればいいのかわからない、という人もいるだろう。そんな読者がこの記事を見て、自分にもできる事を見つけ、何か行動を起こすきっかけの一つになることを願う。

           

#SaveOurSpace のウェブサイトはこちら→http://save-our-space.org

##WeNeedCultureのウェブサイトはこちら→https://weneedculture.org

edit:中村紗彩