Fashion, Collection, Tokyo 2019-20 A/W

TAE ASHIDA 19A/W collection

自身を与える服


TAE ASHIDAの2019年A/ Wコレクションショーが3月20日グランドハイアット東京にて、44カ国の大使を招き盛大に行われた。
深みあるパープルのメンズコートから始まった今回のショー。古くから西洋で高貴な色とされてきたこの色の繊細な美しさに、会場中が一気に引き込まれた。
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モノトーンでまとめられたシンプルな一着だからこそ、体に沿うジャケットと風をはらむパンツの美しさが際立つ。

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ラストを飾ったのはオーロラの光沢が輝くドレスだ。
胸下で切り替えられスカート部分の面積が多くなることでよりスカートの光沢が強調されている。

普段使いの一着から、フォーマル、ドレスとあらゆるシーンに相応しい服が揃った。モデルのウォーキングにより一貫して生地の軽さと躍動感が見えた。

美しい服は、自らに自信を与える服である。TAE ASHIDAのワンピースを着て出かければ背筋が伸びて青い空が目にはいるだろう。ジャケットを着て仕事に行けば、普段は嫌いなハイヒールを履くのが楽しくなるだろう。芦田氏の服は我々に自信とやる気を与え、日常に彩りを添えてくれる。今回のショーを見てファッションが持つ一つの大きな力を再確認させられた。