ゴミの山は誰にとっても宝の山=”GOLDMINE”
THEATERPRODUCTS(シアタープロダクツ)の2017ssコレクションのインスタレーションが10月17日に原宿VACANTにて行われた。テーマは”GOLDMINE”。
ルックに身を包んだマネキンが並ぶ中、二人だけモデルが登場。
それぞれが今回のコレクションの象徴的なテーマである、民族モチーフとトラッシュルーツなルックに身を包んでおり、一人は琺瑯(ほうろう)をモチーフにしたというマーブル模様のドレスに、ショッピング用の紙袋のようなビニールバッグを持って登場。
もう一人のモデルはインドのサリー風のスカートにムスリム系のヒジャブを連想させるアイテム、ヒンディー語が書かれたTシャツを着用。
漂流物のマーケットから着想を得たというアフリカや中東を彷彿とさせる柄使いや、大胆なカラーブロッキングのアイテムの中に大量消費によるゴミをルーツとするアイテムが顕在していた。
過去の価値を想うのではなく、自分の目で見て、そこに未来の新しい価値を見出す。
大量消費によるゴミの山だって豊かな発想で宝の山=”GOLDMINE”になるのである。
Text/Hina Murano
Photo/Kaede Sato