Fashion, Collection, Tokyo 2017 s/s

junhashimoto 2017 s/s installation

東京コレクション初日となる10月17日、渋谷ヒカリエにて橋本淳氏が手がけるjunhashimotoが2017s/sコレクションを発表した。




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デザイナーを手がける橋本淳氏はイタリアで服作りを学び、日本でブランドを立ち上げた、いわば逆輸入デザイナーである。


今季のインスタレーションではnavy_marineをテーマに、シンプルながら実用性、機能性の高くラインやシルエットが印象的なファッションがスクリーンに映し出された。
会場はAOKItakamasaによる低音ながらグルーヴィーなサウンドが会場を包み、スクリーンにnavy_marineを彷彿とさせる岩場と海と、そんな風景とはどこかかけ離れた洗練されたモードなファッションを身にまとったモデルが映し出された。
ショーの後半でも久保田祐司による三味線の演奏が始まり、モードで電子的な音楽、スタイリッシュな映像とファッション、三味線の生演奏がどこか混沌としていながらも、それぞれが引き立っていた。


最初の電子的な音楽と最後の三味線の生演奏や、洗練されたシルエットのファッションと岩場のある海は対極に位置しているように考えられるものであるが、対極なのではなく、すべてが絶妙に合わさっている。今回のテーマ「時とともに移り変わる、海と空の蒼」が表しているように、時とともに移り変わる文化が綺麗に織り成されていたコレクションだった。




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text/ayaka imai


photo/momoko akiyama