” 価値云々よりかっこいいのが一番ですよね “
様々なカルチャーに触れることに出来る街、下北沢に新たにオープンした『TAROCK』。
古着屋とbarを融合した新しいスタイルのショップである。
今回、このような形態でショップを始めた経緯について、店長の石川大智氏に話を伺った。
ーー下北沢にショップをオープンした経緯を教えて下さい。
僕自身2年前に静岡から上京して最初に住んだのがここ、下北沢だったんです。その時は東京にあまり知人や友人がいなくて…暇な時間が多かった(笑)でも下北沢には面白くて素敵な人たちが集まるバーやお店が沢山あってそこでの出会いがすごく楽しかった。とにかくとてもあたたかい街だなと思ったんです。そして古着屋を始めるなら、下北沢がいいなとずっと思っていました。
ーー古着屋とバーの融合スタイルでショップを始めたのはなぜでしょうか。
古着屋だと、どうしてもかたくてちょっと怖い雰囲気になりがちじゃないですか。単純ですが服は僕にとってもお客様にとっても楽しい存在であって欲しい。自分の中にそういう概念があって、それならバーを融合させたらどうだろうって思ったんです。お酒を飲んでリラックスしながら服の話をしたり、くだらない話もしたり、お客さんとの距離を縮めてとにかく楽しく買い物をして欲しい。
僕、似合わないものは「似合わない!」ってはっきり言いますからね(笑)
ーーどのようなお客様をターゲットにしているのでしょうか。
僕自身、年齢的に若いので今も服が本当に好きな人はもちろんのこと、服を好きになりかけている、興味を持ち始めている若い人たちに来てほしいと思っています。ファストファッションが支持を集めているけれど、値段だけじゃない、服の本当に良い部分をみてほしいですね。だから価格設定も基本的には1万円以下と低めにしていますし、ブランド古着からヴィンテージと幅広く置いています。
服のセレクトも僕自身の直感で行っていますね。ブランドネームや価値ももちろん大事だけど、単純に『かっこいいもの』が一番じゃないですか(笑)
■ tarock 下北沢店 店長 石川大智 profile