SHIGA 2016S/S collection
SHIGAの春夏コレクションが発表された。今回のテーマは「セリーン」。“清らか”という言葉を意味する。「清凛(セイリン)」という意味も含まれているとデザイナーの志賀は話している。
今回のコレクションは、スキューバダイビングで出会った、海の繊細さや生き物の輝き、空の青さ、海の色、夕日の光を服に表現したという。薄水色のモダール調のテルコニットや、かすれたような手書きのストライプの生地を使うことによって、都会で働く女性が海にバカンスへ行くときのような、カジュアルでエレガントなコレクションに仕上げた。これまではジャケットなどの構築的な作品を得意としていたSHIGAだが今回はシンプルさを追求し、日本人女性のスタイルを際立たせる。折の要素を組み込むことによって生まれる立体感や、細い部分とふくらみの部分のコントラストが印象的だ。また生地にシルクを織り込むことによって柔らかい肌触りに仕上げ、着たときのタッチ感を意識したと素材へのこだわりを見せている。
デザイナー 志賀亮太
杉野服飾大学卒業。在学中にベルギー・アントワープにて1年間インターンシップをし、卒業後には渡伊。イタリアANTONIO BERARIDIで師事。アメリカ、ドイツ、ニュージーランド、シンガポール、中国にて、コレクションを発表し、数々の賞を受賞する。2011年にRYOTA SHIGAを設立し、2014年にSHIGAに改名。untamed elegance(野生のエレガンス)というスタイルを創る。ファッションを通じて世界で未来永続的に継続する一人、一人の幸福の為の行為を指針に、日々活動している。
また当ブランドは、11月に行われたTOKYOモーターショー2015でドイツの自動車メーカーAUDIのスーツのデザインを手掛けるなど、活躍の場を広げている。
以下の写真はTOKYOモーターショー2015の様子である。