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早稲田大学繊維研究会2015 INSTALLATION& SHOW 『見えないものと見えるもの』

早稲田大学繊維研究会2015 INSTALLATION& SHOW

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『見えないものと見えるもの』
今回早稲田大学繊維研究会が、2015 年度の活動として “ 見えないものと見えるもの”を開催する。本展では、「衣服」というメディアの条件と可能性について、インスタレーションとファッションショーという異なる二つの形式から考えていくこととなる。

【開催概要】
◻︎日時:2015.12.13(日)
◻︎ 展示:12:00 −15:30 17:30 −18:30
◻︎Show :Open 16:30 Start 17:00
*15:30 —16:30 は会場設営のためご入場頂けません
◻︎会場:3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー
◻︎アクセス:東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
JR 御徒町駅南口より徒歩7分
◻︎入場料:500円
◻︎お問い合わせ:sen.i.1949@gmail.com

【Statement 】
衣服をつくることは、その「形式(フォルム) 」について思考することからはじめられなければならない。

すなわち、衣服を構成している基本的な5つの要素——形態、素材、色、柄、細部について考えることからはじめる必要がある。衣服づくりでは、そうした形式的な要素がどう選択され、どう組み合わせられ、どう布置されるか―—構成の在り方が問題になるのだ。たとえば、衣服の表層に現れる意味や価値というのは、こうした構成の在り方によって生成するものであろう。

私たちは、衣服に内在した「方法」を展開すること―—「衣服づくりのための衣服づくり」をめざして、そうした衣服における5つの構成要素のデータベースを作り上げることからはじめる。そして、そのデータベースを機械的に組み合わせることで生じる膨大なデザインの可能性をつくり続ける/尽くす。そうした臨界点において、あらためて「衣服とは何か」という問いが浮かび上がってくるのではないだろうか。

また、衣服はただ物質的次元にあるわけではない。それは身体との関係——「着る」という行為、あるいは「知覚」の問題とともに考えられなければいけない。なぜなら、衣服は身体と切り離すことができず、つねにそれと相関して存在する「物」であるからだ。

2015年度繊維研究会Fashion Show 「見えないものと見えるもの」では、そうした衣服にまつわる私たちの「知覚」の在り方が、ショーの空間に身を置くことによって、再帰的に問われることになるだろう。

【繊維研究会/Sen-i】
早稲田大学繊維研究会は、1949年創立の早稲田大学の学生を中心としたファッションサークル。2014年度より、理論と実践の両面からの衣服づくりを目指して活動している。「方法」そのものを主題化しながら、衣服の制作を行い、ファッションショーやインスタレーションを通じて、自己言及的に「ファッション」および「衣服」への問いを提示してきた。

Web site : http://www.sen-i.org