Hanae Mori manuscrit 2016 s/s collection
東京コレクション4日目となる10月15日、渋谷ヒカリエホールAにてHanae Mori manuscrit(ハナエ モリ マニュスクリ)の2016年春夏コレクションが発表された。
ハナエモリ マニュスクリは2014年に創設され、天津憂がデザインを手掛ける。ブランドの永遠のテーマである『エレガンス』をもとに、新しいハナエモリスタイルを素材、シルエット、ディテール、グラフィックで表現。マニュスクリとは手書き、原稿を意味している。
今季のコレクションテーマは「Great Lakes(五大湖)」。五大湖に広がる雄大な自然、息づく動植物、そして自然と共存する都会をもとに現実と非現実を表現した。舞台はいくつもの白い柱に青い光が映し出され、水の中を想像させるような演出となっている。また、今回使用したヘッドホンは前後、斜めから流れる音楽により鍾乳洞にいるような響きを感じさせた。
透け感のある素材からはじまり、細部までこだわったスワロフスキーやフリンジ、3Dスキャナーならではの奥行・立体感を表現した75体ほどのデザインによりストーリーを作り出す。天津氏は「現代的デジタルを融合させつつ、ハナエモリならではのエレガンスを表現したい」と語った。