Fashion, Tokyo 2015-16 A/W

BELPER 2015-16 A/W EXHIBITION

BELPER 2015-16 A/W EXHIBITION

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2014-2015AWシーズンよりデビューした尾崎雄一氏が手がける「BELPER」。
1周年となる今シーズンは「サンフランシスコ」をテーマに尾崎氏が思い描く憧れのサンフランシスコをデザインに落とし込んだ。「思い描く」というのも、尾崎氏は実際にサンフランシスコへの渡航経験はなく、写真などの印象から今回の作品を制作している。
青空のイメージを作品に落とし込んだりと、サンフランシスコの表現は様々だ。


尾崎氏が手掛けるアイテムには、”日本らしさ”も織り込まれている。ヨーロッパのハイブランドにみられるクラシック感と日本のストリート性。それをミックスして、上手く中和させている。単一なイメージを持たないアイテムを組み合わせることによって生まれる新しさが「BELPER」の特徴だ。ブランドの持つ「独自性」への意識やこだわりが今回のコレクションからも垣間見える。


コレクションには、随所に遊びやギミックの効いた作品が多く並ぶ。今回目を引いたのは、着丈が膝下まで伸びたシャツ。そのまま着ても、レイヤードしても表情が変わるため、その人独自の着方を生み出すことができる。「シャツの丈を想像した時に、腰まわりの長さを想像するじゃないですか。そういうイメージを少しずらしながらも、着る人に選択肢を与えていけるデザインをしていきたい」と尾崎氏は語る。他にも、偉人の顔をプリントではなくキルティングで表現したものや、絵をサンフランシスコの地形でデフォルメしたプリントなどひねりを加えたアイテムが揃う。
他にもオリジナルのプリーツを制作。切り取る前の製図の状態のものがそのままデザインとして別のルックで使用されたりと、どこまでも新しさの可能性を秘めたコレクションとなった。


「着る人や着方によって、様々な着こなしが出来る。」
ある種の「不完全の提供」によって生まれる新しさを見つけられるコレクションであり、尾崎氏自身もそれを見るのが楽しみだという。
 

BELPER

creative directer:尾崎雄一

PHILOSOPHY
“かっこいい” “かわいい” “素敵” “着たい” “着てほしい”
ファッションはそんな直感的なものだと思う。 その感動は、着る側も , またそれを見る側にも起きるもの。
ただそれは、自分が感動できないものでは生み出すことはできない。
そういった想いで創っていく。

official website: http://www.oobelper.com

 


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