IN-PROCESS BY HALL OHARA 2015 S/S Collection
10月16日、渋谷ヒカリエにてIN-PROCESS BY HALL OHARAの2015S/Sのコレクションが発表された。
今シーズンは「estetica」をテーマとし、今までは主にヨーロッパから取り込んできたインスピレーションを今回は北欧であるメキシコから受け、美的感覚をモダン化して表現した。
グリーン、オレンジ、パープル、ブルーといった春夏らしい鮮やかな色使いや、メキシコからルーツを感じる花柄やサボテン、ジオメトリックな柄の組み合わせは、様々なアイテムのテキスタイルに落とし込まれる。カラーや柄で春夏らしさを演出しつつも、シルエットや装飾をシンプルにすることで“幅広い年齢層に日常的に着てもらいたい”というデザイナーの思いが込められたルックが揃った。
ショー後半、会場は暗転し猛獣の唸り声のような音が鳴り響く。メキシコの象徴的モチーフでもあるポップなスカル「カラベラ」も登場。水彩画のような滲みを見事に表現したプリントや、タイツやスカーフといった小物にもこだわりのプリントがあしらわれ、メキシコから得たインスピレーションを色彩豊かにコレクションに落とし込んだ。
第7回「DHL デザイナーアワード」を受賞したIN-PROCESS BY HALL OHARA。表彰式では、「この受賞を機に、世界展開にも一層力を入れていきたい。」と意気込みと共に感謝の言葉を述べた。
text/kaho bito