KIDILL 2014-15 A/W 東京コレクション
今期のテーマは「狂気・愛・理性」
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3月22日ヒカリエホールBにて、KIDILL2014-2015A/Wのコレクションが発表された。今回のテーマは「狂気/愛/理性」である。真実こそは、完成と美の、根本であり理(ことわり)である。
今回が初めての東京コレクションであり、2014年新しく立ち上げられたブランドである。デザイナーは末安弘明氏。2002年に渡米し、独学にて服作りを開始。2012年原宿にフラッグショップHONEY’SDEADをオープンさせ、2013年に
H.P.FRANCEとのプロジェクトLIBER OZのディレクションを担当した。
ショーの作品は、黒を基調としたシャツやジャケットなどのスッキリとしたラインナップから始まり、心臓や狼、様々なチェックが組み合わされたシャツなどビビッドなカラーが使われたポップなものへと繋がり、服全体に狼の顔が覆われたルックが続くという、強く印象付けるショー全体の流れとなった。3構成になっているのもテーマの「狂気/愛/理性」と考えさせられ、非常にポイントとなった。
また、全体の作品を「昔こだわっていたパンクスピリットを表面的にではなく、自分の心に詰め込んで、強さという形で表現した」と語った。ポップさを出しつつも締まりのあるカラーやツヤ感を出し、シックな雰囲気とオリジナリティーが非常によく合ったショーとなった。
コレクションも続けていきたいと意欲的な姿勢の末安氏。今後の作品やショー演出にも注目していきたい。
Photographer / kayano
Text / nobuji
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