ESMOD JAPON 2014年度 卒業生紹介 木村 康人/古澤 尚徳
『日本の文化や歴史を背景にした現代の服作り』
・エスモードを選んだ理由(きっかけ)を教えてください。
技術職の就職率の良さと、雰囲気です。決して巨大ではない少人数制のほうが、自分の性格にも向いていそうな気がしました。
・エスモードで学ばれて良かった点、印象に残っていることをお聞かせください。
西洋の服飾史に沿ったメンズ、レディースのデザイン、パターン作図と縫製を学ぶことができたので、基本的な男女それぞれの美しさの表現を知る事ができました。
また、自分の体に合ったテーラードJKTを自分の手で作れた時はとても嬉しかったです 。
・卒業制作にあたって特にこだわられた点はございますか。
実は今回の私の卒業制作で特にこだわった事は、いかに評価されるものを作るか、でした。
実験的ではありましたが、結果的にはひとまず成功でした。
・ブランドのコンセプトについてお聞かせください。
ブランド名は『洋服の木村』です。大衆向けのスーツを扱う青山のパロディですが、この木村が西洋のコレクションデビューをするなら、と仮定しています。
ですので、今回のテーマ『ハードワークのサラリーマンの姿をファッションとして提案する』は日本の大衆的なサラリーマンの姿からインスピレーションを受けています。
キーワードは通勤ラッシュ、重いビジネスバックです。
・当日、審査員の方々に言われた事で印象に残っていること、得られた新しい視点などございましたら教えてください。
今回は一回目のコレクションですが、ブランドとしてこれから一貫性をもたせながら継続させて行く時に、どういったものになっていくのか興味があると言って下さりました。一回やりきって終わるのではなく、その先を考えさせられました。
・今後の展望をお聞かせください。
世界向けて提案できる日本人の人物像を発見し、形にすることです。
衣服、食事、空間、家具、映像等、総合的な見せ方で表現していきたいです。
木村 康人(写真右)/古澤 尚徳(写真左)