2014-15 A/W 東京コレクション
ATSUSHI NAKASHIMA
Numéripue
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3月17日ヒカリエホールBにて、ATSUSHI NAKASHIMA2014-15A/Wのコレクションが発表された。
今回のテーマは「Numérique」。発展しているデジタル技術とファッションを融合させた。
ショーは、会場の大きなスクリーンに点と点を結んだ直線などが映し出され、今回のテーマが映像で表現されながらモデルが登場した。
また、モデルに装着されたセンサーがウォーキングやポージングなどの細かい動きに反応し、床面に投影された柄を変化させるという「プロジェクションマッピング」でショーでしか味わえない「迫力」がプラスされた。
作品はメインのネオンカラーで青、緑、赤のシンプルなコートやジャケットから始まり、徐々にデジタルプリントが施されたブルゾンやジャケット、ドレスなどが登場した。
表面が凹凸に織られたジャガードとデジタルプリントの組み合わせは、柄の持つ表情を際立たせている。
また、ネオプレン素材を数学的な切り替えで、厚みや程よい膨らみが生まれ、独特なシルエットが生まれていた。この素材は機能性にも優れ、生地が段ボールのように2層構造になっているため保湿性や厚みがあっても柔らかくて軽い。
多くのルックに使用されているネオンカラーのアルミアクセサリーはアルミ板が切り抜き職人の手作業で幾何学的に切り抜かれている。
「デジタルがしっくりきている」と語る中島氏。
ショー演出では新しいアイディアが色々浮かんでいる様子であった。
今後の作品やショー演出にも注目していきたい。
Photographer / Tatsuki
Text / Chiaki
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