立教大学服飾デザイン研究会ファッションショー
2013年11月10日(日曜日)、渋谷区文化総合センター大和田にて立教大学服飾デザイン研究会のファッションショーが行われた。
テーマは「Sou」。
戦争などをテーマにした映像が流れた後、無数の色の蛍光灯が点滅する演出でショーは始まった。
人々は長い歴史の中で戦を行ってきた。現代では戦を行わないというが普及している。しかし、戦そのものの概念は現代でもなくなっていないのではないか。人々は日々「恐怖」や「困難」に立ち向かっている。それが現代の戦ではないかというのがショーのコンセプトであった。
全22のルックにはそれぞれの生きる日々の中で、怖いもの、苦手なものに立ち向かうためのいわゆる「戦闘服」が表現されていた。
「パリジェンヌ」というコンセプトのルックでは特徴的な帽子、レザースカートに黒い傘を持ちパリジェンヌを表現していた。「強く自由に」というコンセプトのルックでは裸足でランウェイを歩き自由を表現していた。「私を伝える。心を裸にして。」というコンセプトのルックではシースルーの洋服で裸を表現していた。
今回のショーではこのようにそれぞれのコンセプトに忠実に、そして学生ならではの独特な視点で表現されているルックが目立った。この戦闘服達を身に纏えばどんな怖いもの、苦手なものにも立ち向かっていけるはずだ。
ショーが終了した後は全ルックの展覧会が行われた。デザイナーがそれぞれ自分が作った作品の詳細などを来場者に熱心に話している姿がとても印象的であった。
立教大学服飾デザイン研究会が作りあげるファッションショーに今後も目が離せない。
Photo / mei
Text / keigo