Nest+plus ambiance、代官山をジャック
10月29日~31日にかけて、2014SSコレクションの合同展「NEST+plus ambiance」が代官山にて開催された。
会場はTHE ROOM DAIKANYAMA ほか、HILLSIDE PLAZA、HILLSIDE BANQUET、SPEAK FOR SPACEの4会場にて行われ、47ブランドが参加した。受付では国内外問わず活躍するフラワーアートユニット「plantica」によるインスタレーションもあり、文字通りの“花々”しい展示会となった。アーティスティックなスニーカーは、plantica×Terremにより制作されデイリーに楽しむことができると海外からも好評である。
「phenomena collection」は、本物さながらの平面に水滴を垂らしたようなものや、
一点一点ペイントの異なる色の融合をテーマとしたアクセサリーを展開している。
「TARO HORIUCHI」の14SSコレクション「LOVE」は可愛らしいパステルカラーが多く並んでおり、
デニムも一点一点クラッシュさせた鮮やかなペイントを施している。
また、毎回制作されるシューズも、今回新たにスリッポンが登場した。
「AKANE UTSUNOMIYA」はキッチンをテーマとしており、エプロンをモチーフとしたアイテムなどが多く並んだ。
ペイントは花柄で、ベージュトーンのアイテムが多く家庭的な色合いを「なるほど」と感じさせる。
「YANTOR」は2013-14AW「ONE BY ONE」の続きという形でSSコレクションを発表。
こちらは、インドで撮影された壁を転写したトップス。劣化していく貼り紙の上に
また新たな紙が貼られていく壁の一部である。
デザイナーである坂倉氏・吉田氏共に「壁のシリーズは定番化させたい」と語っていたのが印象的であった。
「VAN HONGO」のコレクションテーマはlayered garden。
アントワープと東京を拠点としており、エレガントな大人の女性が身に纏うアイテムを提案するブランドだ。
Keita Maruyamaのセカンドライン、「KNIT by KEITA MARUYAMA」では、
ビーズ刺繍やパッチワークなど、時間をかけて施されたディテールの美しさが際立つアイテムが並んでいた。
多彩なコレクションが並ぶ中、細部へのフォーカスにこだわるブランドもある。
「NEO RESISTANCE」はポケットに着目し、自由にカスタムが可能なアイテムを展開。
転写されたポケットは取り外しができ、パズルをはめる時のような子供心を思わずにいられない。
天然素材を使用した肌触りの良い、優しい色合いのアイテムを得意とする「tufe」では
ガラス細工のボタンがエッジを効かせていた。
このような「NEST plus+ambiance」は新進気鋭ブランドから実力派まで魅力あるブランドが揃う今年から新たに始まった展示会で、関係者以外の方でも気軽に観ることができる合同展。
次回、是非とも皆様も足を運んでみてはいかがだろうか。
Text / Sakiko
Photo/ Sakiko