2014 S/S 東京コレクション
99%IS-
“Just as it is”
10月18日、渋谷ヒカリエにて、99%IS- (ナインティナインパーセントイズ)の2014年春夏コレクションが発表された。
ファーストルックはブラック一色。そこへ徐々にシルバーが配色され、ホワイトのラインが差し込まれてゆき、今回デザイナーのBajowoo氏が「色々な着方で表現したかった」と語る“ボーダー”のスタイルが観客を魅了した。
また、ジャケットのポケットの中などもボーダーに切り替えられているそうで、このような細部にもこだわることによって「表面から見た際だけでなく、着た際に“楽しい”、“面白い”と感じてもらえるものにしたかった」とBajowoo氏は語る。
スタッズを使ったアイテムが用いられなかったことに関し、ショー終了後の取材で『Bajowooさんというとスタッズのイメージが強いと思うのですが、あえて封印した理由は?』と問われると、『みんなそう思っているから(笑)』と答えたBajowoo氏。展示会ではスタッズを使ったアイテムをいくつか出す予定だそうだが、ショーではあえて出さない方がおもしろいのでは、という考えから用いなかったそうだ。
今回が初の東京コレクション参加となった99%IS-。これまでMACKINTOSH、COMME des GARÇONS、GEORGE COXなど、様々なブランドとコラボレートしてきたが、今回は全て独自のアイテムで臨んだという。
韓国出身のBajowoo氏は、現在活動の拠点を置く日本に関し、「日本の好きなところは、服を楽しんでいる人が多いところ。それぞれが自分の好きなように組み合わせていると感じる。」と語っている。
今後も、日本を中心に世界へと発信されていく、新鋭ブランド「99%IS-」のスタイルに注目していきたい。
Photographer / arisa
Text / MAYU FUJIMURA