SHIDA TATSUYA 2013-2014 Automnu-Hiver
4 月 9 日(火)~11 日(木)の 3 日間に渡り、Botan Ave.SHOWROOM にて、展示会が行われた。
テーマは、「Ethnic&Punk 民族とパンクの融合」。ヒマラヤ山脈(ネパール)に住むハニーハンター(ミツバチを採取するグルン族)が身につける衣装の色合いと、パンクの代表 的な素材であるタータンチェックを独自の解釈で融合させた。
定番色であるピンクに、ハニーハンターが身に纏う臙脂や緑を取り入れることで、黒を基調とした服にアクセントを加えている。また、一つの服にフェイクファーなど異なる素材をミックスさせることにより一着で十分な存在感がある。ボリューム感のある個性的なスカートは、生地そのものの美しさと巧みな技術が上手く融合している。
SHIDA 氏の服作りは、生地集めから始まるという。独自にセレクトした生地を端から端まで全面に使用することで、独特なシルエットが生まれる。このダイナミックな作り方こそが SHIDA 流でもあり、このブランド特有の世界観であるとも言えるだろう。
Photo / SHIDA TATSUYA
Text / kozo