Fashion, Collection, Tokyo 2013 S/S

common sleeve pop up store“ common store” 後日レポート

 

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common sleeve pop up store“ common store”

 

2012年11月8日から18日、表参道ヒルズPASS THE BATONにて、コモンスリーブのポップアップストアが開催された。PASS THE BATONは「現代のリサイクルショップ」をコンセプトにし、リメイクの商品などを取り扱うショップである。コモンスリーブはyeah right!!を中心にし、さまざまなブランドが参加し、袖部分が付け替え可能で、袖と身ごろを自由にミックスすることによりブランドの垣根を越えたファッションを楽しむことが出来る新たな試みである。


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今回は、大盛況のうちに終了した限定ショップについて、COMMON SLEEVEのPR西岡さんにお話をお伺いした。

コモンスリーブのストアをPASS THE BATONで開催した経緯は、お互いのコンセプトにシンクロする部分があったからであり、それが、「NEW RECYCLE」という概念である。一度使って終わりではなく、新たな形で生まれ変わり、他の人に使われることと同じように、コモンスリーブも一回服を買って終わりではない。繰り返し、袖を換えて楽しむことができる。それは、「この先」がある新しい機能である、と西村さんは語る。


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開催中は、実際にSNSを通じて多くの反響が見られた。作り手であるデザイナー自身が楽しんで参加した空気感がスペースに広がり、その空気が買いにきたお客さんにも伝達する。PASS THE BATON側のスタッフも楽しみ、それまでCOMMON SLEEVEを知らなかったお客さんが袖を2着買ってくれていったりしたそうである。そういった意味で、楽しみながら、認知度が高まり、結果を残せたことも大きい。

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また、コモンスリーブのショップに特徴的なのはひとつのブランドで完結するのではなく、多くのブランドが集まってひとつのショップとして成り立つが、さらにそこに終わりがないところである。展示会場や売り場で完結するシステムではなく、今後どんな化学反応が起きるのか、予測不能。分からないこそ、おもしろい。選択肢が多いため、作る側も買う側も切磋琢磨をすることができる。

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今回のポップアップストアがPASS THE BATONで行われたことは、ファッションの新たな可能性を示唆するものではないだろうか。今後も、様々な参加ブランドで定期的にこのようなショップを開催していく予定だそうである。コモンスリーブの「この先」が楽しみでならない。



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Text / sakuraba
Thanks to Tokiko Nishioka 4K[sik]
Photo / 4K[sik]


PASS THE BATON :http://www.pass-the-baton.com/

 

COMMON SLEEVE  :http://commonsleeve.com/
 

ADD Magazine Vol.6 企画「COMMON SLEEVE」
 

<参加ブランド>
ALDIES / AlexanderLeeChang / banalchicbizzere / bedsidedrama / bodysong.× MOZZZZ(さとうかよ)
cilandsia / CS BL / CYDERHOUSE / DOROTHY VACANCE / .efiLevol / fumiko imano
gilet × juvenile roll hall call / Hi-CORAZON / HIRO / HISUI /IN-PROCESS BY HALL OHARA
is-ness / jieDa / JUN MIKAMI/ KOU /MACARONIC / nekomotion / POTTO
sneeuw / stof / spoken words project / SPOLOGUM / transvestite / YEAH RIGHT!! / 多分絶対


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